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【書評】ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある(西野亮廣:著)の感想

ゴミ人間日本中から笑われた夢がある無料で読む

こんにちはキノ(@kinolife3)です!

キノルビッチ

今日は、12月25日に公開される映画「えんとつ町のプペル」で注目されているキングコング西野亮廣さんの著書「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」の書籍の紹介と感想をまとめています。

書評を書いている僕について
サービス業界で働く30代の男性
絵本「えんとつ町のプペル」が出版される以前のクラウドファンディングの立ち上げ時から、西野亮廣さんを応援しています。
会員数7万人を超えるオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の立ち上げ時より加入しています。
6年くらい西野亮廣ファンをしているよ!
関連記事のリンクも貼っておきますね。

キノルビッチ

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今回紹介する「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」は、本屋さんやAmazonなどでも購入することができます。

「えんとつ町」は、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる現代社会。
ファンタジーなどではありません。

全ては僕らの身の回りで実際に起きていることで、きっと今この瞬間も、どこかで殺されている夢があります。

くれぐれも、これは、強い人の為の文章ではありません。
今にも灯が消されてしまいそうな人に寄り添い、励ますことを目的とした本です。

西野さん史上、もっとも優しい言葉で紡がれる読者へのエールが溢れた本。
西野さんは何冊かビジネス本を出版されていますが、こちらは「エッセイ本」です。

キノルビッチ

自身の創作活動へのこだわりについて語りながら、挑戦し続ける人に送るメッセージが込められています。

挑戦し続けて、なかなか結果がでず、心が折れかけて、今にも夢を諦めそうな人に読んで欲しい応援歌。

この記事には広告・P Rを含みます。アフィリエイト広告を使用しています。

著書「西野亮廣」のプロフィール

1980年、兵庫県生まれ。芸人・絵本作家。
1999年、梶原雄太と『キングコング』を結成。その5ヶ月後にNHK上方漫才コンテスト最優秀賞を受賞。
2001年には『M-1グランプリ』の決勝に進出。同年深夜番組『はねるのトびら』(フジテレビ系)のレギュラー出演決定と同時に東京進出を果たす。
同番組がゴールデン枠に移行し人気絶頂だった05年、「活動の軸足をテレビから抜く」ことを決意。
09年、『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビュー。16年、絵本業界の常識を覆す完全分業制による第4作絵本『えんとつ町のプペル』を刊行し、55万部を超えるベストセラーに。
現在、有料オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』主宰。会員数は7万人を突破し、国内最大となっている(20年12月現在)。20年12月、原作・脚本・製作総指揮を務める『映画 えんとつ町のプペル』が公開。

「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」のあらすじ

作品紹介・あらすじ
えんとつ町は煙突だらけ。
そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。
黒い煙でモックモク。
えんとつ町に住む人は、青い空を知りません。
輝く星を知りません。

『えんとつ町のプペル』は、こんな独白から始まります。

2005年、西野亮廣が絵を描き始めたあの日から、「テレビのひな壇には出演しない」と言ったあの日から、何年間にもわたるバッシングが始まりました。
『えんとつ町のプペル』を書くキッカケとなった時代です。

えんとつ町は、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる現代社会そのものです。
ファンタジーなどではありません。私たちの身の回りで実際に起きていることです。

黒い煙に覆われたあのとき、あの場所で、それでも西野が「星の存在」を信じ続けられたのはなぜか。

多くの人が苦しむ2020年。、映画『えんとつ町のプペル』公開を機に、
今にも灯が消されてしまいそうな人に寄り添い、生き延び方を伝えることを目的として
『えんとつ町のプペル』の裏側に秘められた想いを明かします。

実際に「ゴミ人間」を読んでみて

芸人として絶頂を迎えていた時期に「活動の軸足からテレビを抜く」と決めてから15年間の西野さんの人生が一冊に詰まっています。
自分が生きていくと決めた道を周囲から非難され、罵られ続けてきたキングコング西野亮廣さん自身の体験とそれに立ち向かっていった行動の奇跡が記されています。

日本のエンターテイメントの中心にいるプロとしての覚悟とリーダーとしての覚悟から生まれる言動が読者に勇気を与えてくれます。

このエッセイ本の効能!

  • クリエイターとしての西野亮廣を知ることができる
  • 「えんとつ町のプペル」の生まれた背景を知ることができる
  • くじけそうになった心を励ましてくれる

「ビジネス本」ではなく「エッセイ本」というスタイルだからこそ、たったひとつの答えがあるわけではなく、読む人にとって必要なエッセンスが道しるべとして読者にささるのではないでしょうか?

読む人によって感じ方が違うと思いますが、僕が読んでみて良いと感じたフレーズやキーワードをまとめてみます。

「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」の心にささる3つのフレーズ

  • 「まだ何者でもない挑戦者」を何者かにする一つの方法。
  • 正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする。
  • 才能とは、「挑戦した数」だ。
実体験から紡がれる言葉には、説得力も強さもあって、心に突き刺さる言葉がいくつもあったんだ。

キノルビッチ

自分ごとに置き換えて、共感できたキーワードを抜粋してみました。

「まだ何者でもない挑戦者」を何者かにする一つの方法。

西野さんが、絵本作家として走り出したもののヒット作に恵まれず、「落ちぶれた芸人」として世間から扱われていたころ。
それは、絵本「えんとつ町のプペル 」が世に出る4年も前のことでしたが、ニューヨークで個展を開くクラウドファンディングを博多大吉さんが支援してくれたそうです。

「西野さんがオリジナルの絵を30万円で描く」という、売れればラッキーぐらいで出してたリターンだそうです。

「西野君の絵を30万円で買えるチャンスは、これが最後で、まもなくキミは世間に見つかって、キミの絵は買えなくなる」

それから数年後。
大吉さんの言ったとおりになりました。
というより、大吉さんの言ったとおりになるように持っていきました。
そうしないと、「あの日の大吉さんの言葉が間違いだった」ということになるからです。その未来だけは迎えてはいけません。
まだ何者でもない自分に懸けてくれた人を、結果で否定するようなことだけはしたくなくて、僕は必死で大吉さんの期待に追いつきました。

(中略)

期待を寄せることにはリスクがあります。
裏切られることがあるから。
それでも、「期待に追いつこうとする力」の強さを僕は知っています。
今度は僕が期待する番かもしれません。

 

この文章はかなり心にささりました。

キノルビッチ

博多大吉さんがもちろんすごく優しい…ということもあるのですが、そうやって期待を寄せてもらえるくらい、一生懸命に頑張っていた西野さんという、懸けられる投資対象があったからこそ、起きたエピソードだと思います。

僕自身も働く30代として、後輩を指導する立場にあり、これだけのリスクを追いながら人に期待を寄せることができているだろうか?と自身を振り返って思います。

裏切られることに怯えていたら、何もできません。
また、そんな関わり方をしていたら、誰にも感謝されない先輩としての人生を送ってしまうでしょう。

期待を寄せられる「何者でもない自分」であった頃と、自分が誰かに期待を寄せる先輩としての覚悟が見えるエピソードでした。

正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする。

主宰するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」では7万人を超える会員のリーダーとして、映画「えんとつ町のプペル」では、原作・脚本・エンディング主題歌の作詞作曲のほかに「制作総指揮」というリーダー的なポジションにつかれている西野さん。

そんな西野さんがリーダーとしての覚悟や心掛けていることを記されています。

リーダーは、もともと「チームを束ねる力」を兼ね備えているわけではありません。
チームを束ねる立場になってから、必要に迫られて「チームを束ねる力」を手に入れます。
僕は、まだその途中。毎日勉強させてもらっています。
そんな中、僕がリーダーであるために心掛けていることは次の2つ。

・全員の意見に耳を傾けて、最後は独裁する。
・正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする。

リーダーがやってはいけない(もっとも無責任な)仕事は「多数決」です。
「多数決」で決めてしまえば、その判断が悪い方向に転んだとしても、リーダーには「決めたのはキミ達自信じゃないか」という言い訳が残ります。
責任を背負わないリーダーなど必要ありません。
全員が反対しようとも、結果的に全員を守れるのであれば、反対意見を押し通すのがリーダーの仕事です。

そしてもう一つ。
「誰もやったことがない挑戦」には正解がありません。
右に進もうが、左に進もうが、成功も失敗もあり得ます。
その問題に確かな正解があるのであれば、皆で正解を選べばいいだけの話なので、リーダーなど、必要ありません。
リーダーが必要になるシーンは、「正解のない問題」と対峙したときです。
そのとき、迷ったところで正解などないので、リーダーは「選んだ道を正解にする」しかありません。
選んだ道を正解にする為の施策を全て打つのがリーダーの仕事です。

 

チームの大きい小さいはあっても、リーダーとして決断を迫られたことのある人も多いはず。

キノルビッチ

リーダーとして「選んだ道を正解にする」という強い覚悟が、行動を生みみ出し結果を作るのだと思います。

はじめに前置きされている通り「リーダーは、もともと『チームを束ねる力』を兼ね備えているわけではありません。
チームを束ねる立場になってから、必要に迫られて「チームを束ねる力」を手に入れます」というぐらい、最初からできるものではないと書かれています。

チャレンジできると思った瞬間がくれば、迷わず手をあげようと心に決めました。
そっと手を添えて、背中を押してくれる西野さんの温もりを感じるエピソードです。

才能とは、「挑戦した数」だ。

「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」の終わりに、読者に向けて書かれた手紙(メッセージ)があります。

その一文に、勇気づけられました。

 

才能の違いを見せつけろ。
人は、圧倒的な結果を創出する力を「才能」と呼ぶ。
才能は、「生まれ持ったモノ」でも何でもない。

才能とは「挑戦した数」だ。
挑戦し、そこで背負った想いや傷の集合体が「才能」だ。
キミには、それがあるか?

持ち合わせていないのならば、怯むな。
今すぐ手に入れに行け。

才能は、先天性のモノではなく、挑戦した結果に身につく後天性のものであるということ。

そして、その圧倒的な差を見せつけろ。

行動こそが真実だと断言して、勇気づけてくれる。

才能は誰にでも手に入れられる平等なものなんだと…。

そして、最後に「負けるなよ。学び狂って、強くなれ」と強い言葉で締め括られる。

どこまでも優しさと応援に満ちた本でした。

挑戦し続ける人にぜひ読んでもらいたい本です。

キノルビッチ

最後に「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」は無料で楽しめる

ここまで、紹介してきたキングコング西野亮廣さんの本ですが、Amazonで購入することができますが、実は無料で楽しむことが可能です。

実は「ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある」は、アマゾンオーディブルで配信されています。

アマゾンオーディブルとは、本を朗読してくれるサービス。
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キノルビッチ