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【書評】革命のファンファーレ 現代のお金と広告(西野亮廣:著)要点と感想まとめ

革命のファンファーレ

こんにちはキノ(@kinolife3)です!

キノルビッチ

今日は、12月25日に公開される映画「えんとつ町のプペル」で注目されているキングコング西野亮廣さんの著書「革命のファンファーレ 現代の広告とお金」の紹介と要点をまとめています。

こちらの書籍は、2017年10月4日に第1刷が出版されているので、少し前の本になります。

キノルビッチ

映画「えんとつ町のプペル」が公開されて、西野亮廣さんがこれまでに歩んできた道や西野さんの考えるマーケティングや戦略について話題になることも多く、再燃の兆しを感じたので、書評にまとめさせて頂くことになりました。

書評を書いている僕について
サービス業界で働く30代の男性。
絵本「えんとつ町のプペル」が出版される以前のクラウドファンディングの立ち上げ時から、西野亮廣さんを応援しています。
会員数7万人を超えるオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の立ち上げ時より加入しています。
6年くらい西野亮廣ファンをしています。
他にも西野さんの書評を書いたり、オンラインサロンについてまとめています。

キノルビッチ

今回紹介する「革命のファンファーレ」は、絵本「えんとつ町のプペル」を出版した後の様々なマーケティングや考え方について、西野亮廣の頭の中を丸裸に書き記したものです。

絵本「えんとつ町のプペル」のインターネットでの無料公開をした事で、クリエイターが食いっぱぐれてしまうと炎上してしまう等の騒動が起こりました。

時代とともに大きく変化している「お金に対する価値観」や「作品を売るためのマーケティング」について、わかりやすくまとめられています。

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著書「西野亮廣」のプロフィール

1980年、兵庫県生まれ。芸人・絵本作家。
1999年、梶原雄太と『キングコング』を結成。その5ヶ月後にNHK上方漫才コンテスト最優秀賞を受賞。
2001年には『M-1グランプリ』の決勝に進出。同年深夜番組『はねるのトびら』(フジテレビ系)のレギュラー出演決定と同時に東京進出を果たす。
同番組がゴールデン枠に移行し人気絶頂だった05年、「活動の軸足をテレビから抜く」ことを決意。
09年、『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビュー。16年、絵本業界の常識を覆す完全分業制による第4作絵本『えんとつ町のプペル』を刊行し、55万部を超えるベストセラーに。
現在、有料オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』主宰。会員数は7万人を突破し、国内最大となっている(20年12月現在)。20年12月、原作・脚本・製作総指揮を務める『映画 えんとつ町のプペル』が公開。

「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」の内容紹介

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』(西野亮廣著:幻冬舎)では、現代の「お金」とは何か、現代のマーケティングにおいて、何故「信用」が大切なのか、西野亮廣さんが実際に実験し、体験してきたことをまとめられています。

この出版時(2017年10月)時点では、初版で3万部発行した絵本「えんとつ町のプペル」は増刷を重ね累計32万部越えを達成、有料オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は、その時点でも珍しい1,000名越えの会員数…という推移だったと思います。

現在では、絵本「えんとつ町のプペル」は、出版数60万部(2020年12月)を超え、有料オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の会員数は7万人を超えています。

書籍の中では、絵本「えんとつ町のプペル」のメガヒットの裏側を語りながら、信用の稼ぎ方、モノの売り方、マネタイズの仕方などがまとめられていますが、出版後にグングンと結果を伸ばしている西野さんの活動を見ていると、さらに本の内容の信憑性が深まりますね。

書籍の無料公開など、当時は批判を受けていましたが、今やスタンダード!
マーケティングの基礎となる答えが沢山隠されています。

キノルビッチ

革命のファンファーレを読んでみた感想

革命のファンファーレ出版以前より、有料オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の会員だったので、西野さんの目指す「エンタメで世界を獲る」という考え方は、よく知っていたつもりですが、改めて勉強になるお話でした。

西野さんは僕と同年代で、インターネットが普及した2000年以降に時代が変わった、という時代背景にすごく共感できる部分が多く、時代に取り残されない為にも、さらに熟読&行動への落とし込み、をしようと思います。

「こんな人に読んで欲しい」って、まとめようと思ったけど、みんなに読んで欲しい。

キノルビッチ

でもでも、たくさん挑戦している人、仕事などで、お客様(ユーザー)と接点の多い人は、読んで参考になることがすごく多いと思います。

新時代のマーケティングの成功者の視点を手に入れて、日々の仕事に活かしていきましょう。

いままで誰もやってこなかった分業制の絵本を作った理由

革命のファンファーレは、絵本「えんとつ町のプペル」メガヒットの下準備についての戦略から語り始められる。

絵本は映画と違って、なぜ一人で作らなければいけないのか?
才能あるクリエイターを集めて、分業制で作った方が良いものができるのになぜ分業制で作られた絵本がないのか?

その理由を西野さんなりに探り『作り方から創る』というプロセスを踏み、ノウハウを共有されています。

絵本を一人で作らせている原因のド真ん中に「お金」という問題があった。
ならば、お金さえ集めてしまえば「分業制」という選択肢を取ることができる。
というわけで、絵本「えんとつ町のプペル」の制作で一番最初にやった作業は、「資金調達」であった。
ついつい飛ばしてしまいがちな「作り方を疑う」という作業から始めると、何やら人が手をつけていない問題が出てきた。
本書より引用

 

現代のお金の正体は信用である

著者:西野亮廣氏は、絵本の制作や予約販売などにおいてたびたびクラウドファンディングを活用しています。
資金調達の面だけでなく、マーケティングにも密接に関わっているクラウドファンディングを知っておくことの重要性について記されています。

「お金」とは信用を数値化したものだ。魚を100匹売りさばいた時に「この人は魚を100匹売りさばいた信用のおける人ですよー」という「信用証明書」が貰える。
本書より引用

映画「えんとつ町のプペル」の中でもお金について触れるシーンがありますが、著者はお金の正体は「信用」だと定義しています。

物々交換から始まり、貝殻や金、紙幣、クレジットカードなど様々なものに「お金の形」は変化しますが、根本にあるものは「信用」なのです。

お金を稼ぐな。信用を稼げ。

こちらもウダウダ語るのは面倒なので、結論から言うと、クラウドファンディングとは信用お金化するための装置だ。
本書より引用

クラウドファンディングは、プロジェクトの達成度により、信用がリアルに可視化されます。
同じようにの企画を立ち上げても、100万円集まる人もいれば、1円も集まらない人がいるが、その差は企画者の信用度の差でしかないのです。

著者は、さらに「認知」と「人気」の違いについて深く言及されています。

テレビCMやテレビ番組で露出が多く「認知」が高いタレントだろうが「人気」がなければ、クラウドファンディングで企画を立ち上げても失敗に終わってしまいます。
一方で認知度が低くても、ファンが多い「人気」のタレントの場合、クラウドファンディグを活用して、ファンからのダイレクト課金を集めることができるのです。

嘘をつくことで信用を落としてしまう危険性

テレビタレントのギャラは、スポンサーからの広告費(製作費)から支払われているため、タレントに求められるのは「好感度」の獲得です。
たとえば「まずい料理」を食べても「美味しい」と嘘をつかなければいけない場面もあるのです。

スマホ登場前後で時代は明らかに変わったのに、以前の方法論のままテレビに出続けるという事は、嘘を重ねなければいけない場面に出くわしてしまうと言うこと。
嘘を重ねれば、当然、信用は離れていく。
そのタレントが辿り着く場所は「人気タレント」ではなく「認知タレント」だ。
本書より引用

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「信用の稼ぎ方」とは

お金の正体である信用を稼ぐための方法を具体的に見ていこう!

キノルビッチ

嘘をつかないことを徹底

現在はSNSやスマホの普及によって、インターネットで調べれば嘘がすぐにバレてしまいます。
タレントの例えは、前文でも記しましたが、一般人でも仕事や人付き合いにおいて嘘をついてしまうことは往々にしてあることだと思います。

空気を読んで自分の意思をおさえて、嘘をついたり、お世辞をいったりする場面はあると思います。

嘘は「感情」でつくのではない。我々は「環境」によって嘘をつかされる。
本書より引用

自分の意思を明確に表明する

「嘘をつかない」というのは「自分の意思を明確に表明する」というのと同義で、たとえ目上の上司であったとしても、自分の意見や意思を明確に示すことは、空気に合わせて同調する(嘘をつく)ということを回避し、嘘をつかない人という信用を得ることができます。

革命のファンファーレから学ぶ3つのポイント

絵本「えんとつ町のプペル」をメガヒットさせるために、著者が仕掛けてきた広告戦略の中からマーケティングに活かせる効果的な手法をいくつか抜粋してまとめています。

フリーミアム戦略「えんとつ町のプペル」の無料公開!

「作品を無料で提供してしまうと、クリエイターにお金が落ちなくなる」
「業界が疲弊する!」
などど、数万件を超える批判の声が集まった絵本「えんとつ町のプペル」の無料公開ですが、現代では広告戦略のスタンダードとして認められている「フリーミアム戦略」という手法です。

実は、スーパーの試食なども、昔からあるフリーミアム戦略です。
まずは知ってもらわないと、購入していただく導線にも引っかかりません。

そもそも、皆さんも利用しているテレビ番組やSNSも無料で使用することができています。
広告などを利用してマネタイズのタイミングをずらしているからに他なりません。

無料公開した狙いと実績

実際に無料公開をしたその日に200万人以上の人がえんとつ町のプペルを見たそうです。

僕の知る限りでも、無料公開した日に200万人人近くが無料で「えんとつ町のプペル」を読んだ。
そのうち「お金を払って紙の本を買おう」と思ってくださる方が、100人に1人でもいれば、その時点で2万部は売れる
本書より引用

実際に無料公開してから、絵本の販売数は増加しました。

「セカンドクリエイター」を味方につける

著者がクラウドファンディングの数を重ねるごとに気づいたことのひとつに「支援金額」よりも「支援者数」が大事ということ。
クラウドファンディングの支援者は、作品を共に創る作り手(共犯者)なのです。

たとえば僕とあなたの2人で何度も何度も議論を重ね、1年間を費やして一生懸命、本を作ったとする。
するとその本は、最低2冊は売れる。僕とあなたが買うから。2人で作った本が2冊売れるのであれば、10万人で作った本は、10万部売れる。これまで僕らは「いかにお客さんを増やすか?」の競争をしてきたけれど、そんなことはしなくてよくて、「作り手」を増やしてしまえばいい。作り手は、そのまま消費者になるから。
本書より引用

クラウドファンディングは、資金調達のツールではなく、共犯者作りのツールである。
本書より引用

これからの時代は、マーケティングの時点でいかに共犯者(作り手)を巻き込んでおくことが成功の鍵になりますね。

人は「体験」には喜んでお金を払う

「買うもの」と「買わないもの」の線引きをしていくと、単純明快に「必要なもの」にしかお金を払っていないのです。
本やCDなどの「作品」にはお金を支払わないが、牛乳やパンなどの「生活必需品」にはお金を払っているのです。

しかし、一見すると必要のないものに見えてしまうが、ついつい購入してしまうものがあることに気づく。

それが「おみやげ」である。

どうやら僕らは「作品」にはお金を出さないが、「思い出」にはお金を出すようだ。
「おみやげ」となると、途端に財布の紐が緩む。
何故か?
それは「おみやげ」が、楽しかった出来事を思い出す装置として「必要」であるからだ。

本書より引用

そのため著者は、絵本「えんとつ町のプペル」を販売するために、各地で「えんとつ町のプペル展」を開催できるようにした。
展覧会を開催することによって、おみやげとして絵本を買ってもらうことに成功しました。

西野亮廣:著 「革命のファンファーレ」まとめ

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革命のファンファーレは、西野さんのビジネス本の中でも、実践的なこと、マーケティング的なことが特に記されている本です。
現代のマーケティングについて、プロの視点を知りたい方は読んで損のない本だと思います。

こちらの本は、通常の書籍以外にも電子版(kindle)もありますので、ダウンロードしてすぐに読むことが可能です。

電子書籍のkindle(キンドル)版は、少し安く購入できるのでおすすめです。
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