ChatGPTでLINEスタンプを作り始めて、約1か月。
気づけば、LINEスタンプ・BIGスタンプ・絵文字を合わせて70作品も申請していました。
2026年10月20日時点で、60作品が承認。リジェクトを経験したのは、たった1作品です。
しかも、ほとんどの作品が1日で完成しています。
以前は40個のスタンプを作るのに7〜10日ほどかかっていたので、制作スピードは大きく変わりました。
最初は、こんなに大量に作るつもりではなかったんです。
AIでどこまで作れるんだろう?
そんな興味から始めたら、いつの間にか70作品。
……ちょっと作りすぎました。笑
今回は、ChatGPTを使ってLINEスタンプを大量制作した約1か月の記録をまとめます。
実際の制作方法、審査にかかった日数、途中で申請方法を変更した理由、ChatGPT Workの便利だったところと困ったところ。
これからAIでLINEスタンプを作ろうと思っている人の参考になればうれしいです。
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コンテンツ
約1か月でLINEスタンプ・絵文字を70作品申請した結果
まずは結果から。
2026年10月20日時点の実績です。
| 種類 | 申請数 | 承認数 |
|---|---|---|
| LINEスタンプ(BIG含む) | 58作品 | 54作品 |
| LINE絵文字 | 12作品 | 6作品 |
| 合計 | 70作品 | 60作品 |
現時点での承認割合は約85.7%。
リジェクトを経験したのは1作品だけでした。
ただし、まだ審査待ちや再申請中の作品があります。残り10作品すべてがリジェクトされたわけではありません。
ここで数えているのは、申請した作品数です。1作品に含まれるスタンプや絵文字の個数ではありません。
もともとLINEスタンプの制作経験はありました。
ただ、以前は画像を1枚ずつ作る必要があり、40個を完成させるのに7〜10日ほどかかっていたんです。
ところが、ChatGPTで画像制作を試してみると、想像以上に効率よく進みました。
それなら、別のキャラクターも。
今度は水彩イラストで。
次はBIGスタンプ。
絵文字も作ってみよう。
そんなことを繰り返していたら、70作品になっていました。
完全に作りすぎです。笑
ChatGPTで40個のLINEスタンプをほぼ1日で制作
今回、制作スピードが大きく変わった理由は、ChatGPTで企画から画像制作まで進められるようになったことです。
特に便利だったのが、通常のChatGPTとChatGPT Workを使い分ける方法でした。
まずはキャラクターや作品のテーマを考えます。
例えば、ポメラニアンのスタンプなら、どんな表情がかわいいか、どんな言葉が使いやすいか、40個の構成を相談します。
さらに、キャラクターの顔や体型、色、イラストの質感を揃えるために、基準となる画像も作ります。
そして、40個それぞれの言葉、ポーズ、構図、画像サイズなどをまとめた制作指示書を用意します。
僕はこれを「制作MASTER」と呼んでいます。
この準備をしておくと、制作中のデザインのばらつきを減らしやすくなりました。
企画が固まったら、ChatGPT Workに制作を依頼します。
画像生成だけでなく、指定サイズへの調整、背景透過、ファイル名の整理、ZIPファイルへのまとめ作業まで任せる方法です。
これまで手作業で繰り返していた工程を、まとめて進められるのは大きなメリットでした。
もちろん、すべてが一度で完璧に仕上がるわけではありません。
文字が間違っている。
キャラクターの顔が少し変わっている。
似た構図ばかりになる。
途中で処理が止まる。
そんなこともありました。
特に40個をまとめて作る場合、完成した画像をすべて確認する必要があります。
AIに任せられる工程が増えても、最終的な検品は欠かせません。
それでも、今回の制作では、ほとんどの作品が1日で完成しました。
もちろん、すべての作業を一瞬で終えられるわけではありません。
企画を考えたり、画像を確認したり、修正を指示したりする時間は必要です。
ただ、以前と比べると制作のハードルは大きく下がりました。
何より、思いついたアイデアをすぐ形にできるようになったのが楽しいところです。
LINEスタンプの審査は何日かかる?70作品申請して分かったこと
制作を始めた頃、特に気になったのが審査です。
申請したスタンプは、いつ承認されるのか。
最初の頃は、何度も審査状況を確認していました。
今回、制作を始めたのはシルバーウィークの時期でした。
連休中なので、審査も止まるのかなと思っていたんです。
ところが、実際には連休中も承認が進んでいました。
さらに驚いたのが、承認される時間帯です。
深夜0時から3時台にも承認が進んでいました。
こんな時間にも動いているんだ。
最初はかなり驚きました。
ただし、これは僕が実際に確認した承認のタイミングです。
LINEがどのような人員体制や仕組みで審査しているのかは分かりません。
何十作品も申請していると、審査にかかる時間が作品によって大きく違うことに気づきます。
後から申請した作品が先に承認されることもありました。
つまり、必ずしも申請順に結果が届くわけではないようです。
そして、今回もっとも長く待ったのが「ムゥとルー」のRPG冒険編でした。
9月27日に申請した「ムゥとルー。RPG冒険編」。
ほかの作品が次々に承認される中、なかなか結果が出ません。
そして10月19日。
申請から22日後に届いたのは、承認ではなくリジェクトでした。
理由は、ギャンブルを連想させる表現です。
RPGの世界観として、ポーカーやスロット、カジノを描いた画像が含まれていました。
LINEの審査では、青少年の健全な育成を妨げるおそれのある表現として指摘されました。
そこで問題の3枚を修正。
冒険者ギルドでの作戦会議、レベルアップ、空っぽの宝箱という場面に変更して再申請しました。
今回、初めてリジェクトを経験して分かったのは、AIで画像を作る前に、審査ガイドラインを確認しておくことの大切さです。
なお、審査に22日かかった原因がギャンブル表現だったかどうかは分かりません。
Creators MarketからLINEスタンプメーカーに変更した理由
今回、途中で申請方法も変えました。
最初は、ChatGPTで作った画像をZIPファイルにまとめて、LINE Creators Marketから一括入稿していました。
40個の画像をまとめて登録できるので便利です。
ところが、販売を始めてから、ひとつ気づいたことがありました。
自分で作ったスタンプなのに、自分で使うには購入しないといけない。
これは、ちょっと想定外でした。笑
せっかく作ったスタンプです。
自分でも使いたい。
それなら、LINEスタンプメーカーから申請する方法が便利だと分かりました。
スタンプメーカーでは、条件に応じてクリエイター本人が無料でダウンロードできる設定を選べます。
ただし、無料ダウンロードを選ぶ場合、売上分配の扱いが変わります。
販売による収益を重視するのか、自分で無料利用できることを優先するのか。
この違いは理解しておく必要があります。
もうひとつ、申請時に気をつけたいのが英語タイトルとショップの公開設定です。
僕が使ったスタンプメーカーでは、初回申請時に英語タイトルを入力することもできました。
ただ、最初はその設定に気づかず、後から変更した作品もあります。
また、ショップ公開設定も、僕が利用した際には非公開が選択されていました。
そのまま申請してしまい、承認後に公開設定を変更することになった作品もありました。
さらに、承認後の変更内容によっては、再び審査待ちになるケースも経験しました。
スタンプを大量に申請するなら、最初の1作品で設定をしっかり確認しておいた方がよさそうです。
大量制作して分かった、LINEスタンプ販売の現実
約1か月で70作品を申請し、60作品が承認されました。
これだけ作れば、少しは売れるのでは?
そんな期待もありました。
実際、販売を開始した作品の中には、購入記録が確認できたものもあります。
ただ、制作数が増えたからといって、それに比例して販売が伸びるわけではありませんでした。
今回の検証では、制作の効率化と、販売の難しさは別の問題だと感じています。
なお、具体的な売上金額については、今回の記事では取り上げません。
販売実績については、もう少し長い期間を観察してから、別の記事で検証したいと思います。
制作にかかった費用は?
今回、LINEスタンプ制作のために新たな有料サービスを契約したり、追加課金したりはしていません。
普段から仕事で使っているChatGPTの有料プランを利用しました。
そのため、今回の制作に伴う追加のサービス利用料は0円です。
ただし、これは制作に費用が一切かかっていないという意味ではありません。
ChatGPTの月額料金は支払っていますし、企画や確認に使った自分の時間もあります。
今回は、既存の利用環境で、追加費用をかけずにどこまで制作できるかを試した結果です。
1か月大量制作して分かったこと
今回の検証で分かったのは、AIがあれば何でも簡単にできる、ということではありません。
AIによって、これまで時間がかかっていた作業を大幅に短縮できるようになった。
これが一番大きな変化です。
以前なら、思いついても制作時間を考えて諦めていたアイデアがありました。
でも今は、とりあえず試作してみようと思える。
キャラクターを作り、40個の言葉を考え、画像を制作して、販売申請する。
その一連の流れが、ずっと身近になりました。
一方で、AIが苦手なこともあります。
細かな文字の確認。
キャラクターの一貫性。
画像の仕上がりの検品。
そして、何より商品として使いたくなるスタンプを考えること。
こうした部分には、まだ人間の判断が必要だと感じています。
まとめ|AIでLINEスタンプを作るハードルは大きく下がった
約1か月、ChatGPTでLINEスタンプを作り続けた結果、70作品を申請しました。
60作品が承認され、リジェクト経験は1件。
ほとんどの作品を1日で完成できたのは、以前の制作方法を考えると大きな進歩です。
ただし、制作が簡単になったからといって、商品としての完成度を確認する手間がなくなったわけではありません。
審査ガイドラインへの対応も必要です。
そして、販売を開始してからが本当のスタートなのかもしれません。
これからは、ただ作品数を増やすだけでなく、実際に使ってもらえるスタンプを考えていきたいと思います。
……と言いながら、すでに次のキャラクターを考えているんですけどね。笑
AIでスタンプを作るのは簡単になりました。
でも、作るのをやめるのは意外と難しい。
そんな1か月でした。
